セーラー服と機関銃

1982年の第33回紅白歌合戦ですが、淳子さんが1974年から9年連続出場を果たしましたが、
最後の紅白になりました。

毎年の紅白で、いろいろ趣向をこらすことは、いいこともかもしれませんが、
第33回の紅白では、あまりやって欲しくない企画が持ち込まれました。
なんと、ごく一部の出場歌手が、自分の持ち歌でなく、他人の持ち歌を歌わされたのです。

たとえば、榊原郁恵さんが「なごり雪」を歌ったり、、、
我々、視聴者にとっては、榊原郁恵さんの「なごり雪」を聴きたいわけではありません。
やはり、「なごり雪」はイルカさんです。イルカさんの「なごり雪」を聴きたいのです。
また、せっかくの紅白出場で、自分の持ち歌を歌えないということは、どんなにつらいのでしょうか？
紅白出場歌手全員が、他人の持ち歌を歌うならいいですが、ごく一部の歌手だけが、他人の持ち歌を歌わせる。ＮＨＫさん、あまりにも歌手に配慮、気配りがなさすぎます。
持ち歌の素晴らしさを大切にして欲しいです。

この第33回紅白歌合戦で、淳子さんは、薬師丸ひろ子さんの「セーラー服と機関銃」を
歌いました。
下記は、そのビデオからの映像です。（古いビデオからなので、画像が汚いですが）




この年は、過去の持ち歌も歌えたので、紅白で歌っていない持ち歌を歌って欲しかった。
（わたしの青い鳥など、、、）
当時は、少し落胆していました。ただ、「セーラー服と機関銃」が素晴らしい歌だったことが唯一の救いでした。


ここで、もうひとつ紹介したことがあります。
淳子さんが、紅白で、「セーラー服と機関銃」を歌うことを暗示している出来事がこの1982年にありました。
なんと、1982年の番組で、紅白より前に淳子さんが「セーラー服と機関銃」を歌っていたのです！！！
その番組を手持ちのビデオから紹介します。





このビデオを見ていますが、何の番組か覚えていません。わかる方いるでしょうか？
20代のリクエスト1位の曲が「セーラー服と機関銃」ということで、淳子さんが歌っています。
もし、この番組がＮＨＫだとすると、紅白で、淳子さんが「セーラー服と機関銃」を歌うことのサインだったかもしれません。

しんたん。さんからの情報で、この1982年の番組で淳子さんの「セーラー服と機関銃」が好評だったことも、紅白で、淳子さんが「セーラー服と機関銃」を歌った要因の一つのようです。（2021年10月31日追記）


薬師丸ひろ子さんが歌う「セーラー服と機関銃」です。
ベストテンからです。

タグ：桜田淳子 セーラー服と機関銃 薬師丸ひろ子 紅白歌合戦

コメント 11

こんばんは。
この紅白はＤＶＤにして持ってます。紅白出演の何曲かまとめてます。
…その、20代リクエスト・第１位は貴重ですね～番組名は分かりません(>_<)…気になるところです。

で、紅白で自分の持ち歌じゃなく他曲を歌うようになると次回から紅白の出演はダメになると言うことを人から聞いたことがあります。本当かどうかは分かりません。大抵の歌手は次回からは落選みたいな感じにも思えました。
…どうなんでしょ？

ヘアースタイルはその時の時代が分かりますね～。

by ひろ (2011-11-13 19:54) 

ひろさん　こんばんは。
紅白のＤＶＤですか、、
この紅白のころ（198２年12月31日）は、家庭用ＶＴＲも普及してきたころで、映像として残して、持っている人は、多いかと思います。
ところで、ＮＨＫは、最近は、紅白の完全再放送をしてくれませんね、

この３３回で、持ち歌を歌わなかった歌手で、次の３４回に出演していないのは、西田敏行さんでしょうか？　榊原郁恵さんは次の年、出演しています。全部の回をチェックできていませんが、わかりませんが、、、案外あたっているかもしれません。

おっしゃるとおり、ヘアスタイルは、淳子さんは、特に変えていたので、そのスタイルでいつごろかわかります。
by junma (2011-11-13 21:27) 

こんばんは。
他人の持ち歌を歌った方達の中で、淳子さんへの風当たりが一番強かった
ように思います。
確かリアルタイムのヒット曲だったのは淳子さんだけかと。
しかも曲、ひろ子さん共に爆発的人気だった頃ですからねぇ。
私も当時驚いた記憶があります。
当時の淳子さんの心情、察するに余りあります（涙）

しかし、後の「女優・桜田淳子」を考えると、この出来事の意味は
大きいような気がします。
これ位の事が無いと、周囲は勿論ご本人の中にも「歌手」時代に完全に
一区切りを付ける事が出来なかったかも・・・。
とすれば、女優としてあれ程の高評価を得る事は無かったかもしれません。
どうしても「歌手芝居」といつまでも見られてしまう気がします。

経験で無駄な事は何も無い、という事例でしょうかね（笑）

by 松子 (2011-11-15 23:43) 

松子さん　こんばんは。

するどい分析ですね、、（リアルタイムの件や女優の件）
さすがです。
そう言われてみると、榊原郁恵さんや西田敏行さんなどは、古い歌でした。
人気絶頂の薬師丸ひろ子さんの歌で、リアルタイムな歌を代わりに歌うのは、言われるとおり、抵抗はあったと思います。
（古い歌ならそんなに抵抗はなかったはずです）
だが、画像を見るとさすがにＮＨＫ紅白で、淳子さん、髪型、衣装もばっちりですね、、、プロ意識高いです。

この33回で、持ち歌（窓）を歌わせてくれない、、
言われるとおり歌手卒業を暗示していたかもしれません。
歌手を卒業して女優で、一定の評価を得ました。
でも、淳子さんには、もう少し歌って欲しいという気持ちも反面ありました。
（ただ、レコードセールが落ちて難しい状況であったことは、理解できますが、、）
by junma (2011-11-16 20:30) 

今の紅白の感覚ですと「こんな事されるなら辞退すれば良いじゃない」と
若い子（笑）は思うかもしれませんが、当時まだまだ権威のあった紅白を
辞退なんてしたら、翌年からのサンミュ枠は減る恐れがありますよね。
続く後輩の為にも、淳子さん耐えたのでしょうね（涙）

子供過ぎて気付かなかったのですが、淳子さんの歌、今改めて聴くと
感情移入が素敵で独特の個性、味があって良いですよねぇ。
大人になって気付きました（遅い）
当時、淳子さんの歌手としての評価って不当に低かったと思います。
ですので、この時期にいったん区切りをつけて冷却期間を置き、
女優として確立した後に再び歌って下さったら理想的でしたよね。
（いしだあゆみさんの様に）
まぁこれは復帰後の楽しみに取っておきましょう！

by 松子 (2011-11-16 23:30) 

こんにちは。

松子さんの淳子さんへの洞察はすごいですね。
納得でした。
「歌手芝居」という言葉も最近知りました。

by 桜えび (2011-11-17 14:40) 

松子さん　こんばんは。
当時、フォーク系やロック系やニューミュジック系の歌手は、紅白やレコード大賞は軽視しがちですが、普通の歌手にとっては、レコード大賞や紅白は、あこがれであり、大変権威がありました。年を重ねて、今でも歌っている歌手は、昔以上に、紅白やレコード大賞の重み感じていると思います。
松子さんが言うように、紅白枠あるようですね、ジャーニーズの枠やポップス系と演歌系のバランスなど、、
紅白は、今や視聴率は落ちていますが、当時は、すごい視聴率で、選ぶ方のＮＨＫは強かったです。（今は、ＮＨＫが歌手に出場をOfferして出演を頼む時代になっています）
淳子さんが歌を歌わなくなって約30年、これだけたっているので、みんな待っていると思います。冷却期間過ぎているので、今歌ってほしいです。
by junma (2011-11-17 20:31) 

桜えびさん　こんばんは。

同じように、「歌手芝居」という言葉を言われて知りました。
今後も、皆さんと新しい発見をしたいですね、、

by junma (2011-11-17 21:59) 

NHKの別の番組で歌ったセーラー服と機関銃が好評で、また見たいというリクエストが多く寄せられて、紅白で歌うことになったそうです。
by しんたん。 (2021-10-31 02:57) 

しんたん。さん　こんにちは。

＞NHKの別の番組で歌ったセーラー服と機関銃が好評で、
また見たいというリクエストが多く寄せられて、紅白で歌うことになったそうです。

情報ありがとうございます。
1982年の番組で、淳子さんが「セーラー服と機関銃」を歌っていましたね。
それがきっかけということですね。
by sjghd (2021-10-31 14:20) 

しんたん。さん　こんにちは。

今回、いただいた情報を記事本文に追記させていただました。
改めて、情報ありがとうございます。
by sjghd (2021-10-31 14:46)